ネネの最期

とうとう、ネネの旅立ちの日がやってきてしまった。
朝、兄から電話があり、もう長くはないと言われて会社に急いだ。
最近は声を出すこともなくなったネネが、
今日は一人になるといっぱい鳴いて、一人でいることをイヤがったらしい。
事務員さんが来た時までは意識もあったみたい。

私が行った時には、毛布を敷いたイスの上に寝かされ、
ネネの上にも毛布が掛かってた。
目は開きっ放しで、微動だにしない。
ネネの大好きな事務員さんが、郵便物を出しに席を外した途端、
唸り声を上げながら、呼吸が荒くなった。
時々、大きく息を吸い込むネネ。
手足も身体ももう冷たくなってきていて、息を吸うのが苦しそう。
苦しそうだから、掛けてあった毛布を外した。

事務員さんが帰って来た時も、そんな調子が続いていた。
彼女は、ネネを撫でながら、

『いつも一緒にいてくれてありがとう。』
『もう苦しまなくていいよ、逝ってもいいよ。』

大泣きしながら、ネネのことを想ってた。
ネネはこの人に可愛がられて、幸せだったな、って思った。

とても苦しそうだったのに、ネネは最後まで、生きることをやめなかった。
苦しくても、最後の最期まで、ネネは生きる努力をしていた。

簡単に、生き死にを口にするのは、もうできない。

ネネの脱け殻に、私が編んだブレスレットをしてあげた。
女の子だもん、少しはオシャレもしたいでしょ。
毛布を敷いた箱にネネを寝かせ、お花で埋め尽くし、
ネネの大好きだったチョコレートを入れた。
事務員さんも、おやつやご飯を入れてあげていた。


幼稚園から帰ったみなと一緒に、クッキーを焼いた。
明日、ネネの火葬と納骨だから、クッキーも入れてあげようと思って。
ネネは、お菓子が好きだったからね。
ハートと飛行機は、型で抜き取った。
猫の形も作ってみた。お友達がいたら、ネネも寂しくないかな、って。
図工はずっと<2>だったから、出来は期待しないでね。(^^;

20080606003406


3ヶ月前に亡くなった祖父の時には涙は出なかったけど、
ネネの最期は悲しくて、辛くてたまらなかった。
腫れて、目を開けているのが大変なほど...泣いた。

ネネは、強い子だったよ。
優しい子でもあったよ。
ネネ、いっぱい頑張ったよ。

いつか、また逢える日まで、少しのお別れね。
いつか、必ずまた逢えるものね。

【2008/06/06 00:34】 ねこ | TRACKBACK(-) | COMMENT(0)
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